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STORY
《アルジェのイタリア女》あらすじ
登場人物
ムスタファ(バス)
アルジェの総督
エルヴィーラ(ソプラノ)
ムスタファの妻
ズルマ(メゾソプラノ)
エルヴィーラの腹心
アリー(バス)
アルジェの海賊の首領
リンドーロ(テノール)
イタリア人青年でムスタファの奴隷
イザベッラ(コントラルト)
イタリア人女性
タッデオ(バス)
イザベッラと同じ船に乗ったイタリア人
あらすじ
第1幕
アルジェの総督であるムスタファは妻のエルヴィーラに飽き、奴隷として捕まえていたイタリア人のリンドーロと彼女を結婚させようとする。そして自分は、配下のアリーが連れてきた、イタリア人美女イザベッラに一目惚れ。彼女に振り向いてもらいたいムスタファだが、逆に「正妻を追い出して自分を後釜にすえるなんて許さない!」と非難され、リンドーロを自分の奴隷として差し出すように要求されてしまう。混乱する一同。
第2幕
イザベッラの機嫌をとるために、彼女の伯父(ということになっている)タッデオに重要な職を与えたり、コーヒーに誘ったりと躍起になるムスタファだが彼女に軽くあしらわれてしまう。ここから脱出してイタリアに帰りたいイザベッラ・リンドーロ・タッデオはムスタファにイタリア男の粋な嗜み《パッパターチ》の存在を教える。「何が起きてもとにかく食べて飲んで、他のことは気にしない」というパッパターチの儀式だが、もちろん真っ赤な嘘。ムスタファが儀式に夢中の間に、囚われのイタリア人たちは帆をたてて出港する。騙されたと知ったムスタファは「もうイタリア女はこりごり」と元の鞘に戻り、全員でイタリア女の勇気をたたえ、幕となる。
初演 1813年5月22日 ヴェネツィア、サン・ベネデット劇場
あらすじ: スタッフ一覧
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